お肉を美味しく焼きこなす!初心者さんでも大丈夫!焼き加減のすべてを解説

よい焼き加減のお肉 お肉料理

「お肉をもっと美味しく食べたいけど、焼き加減が難しい…」

そんな風に悩んだことはありませんか?ステーキをパサパサにしてしまったり、ハンバーグを焼きすぎたり…。じつは、お肉を美味しく焼くには、ちょっとしたコツがあるんです。

この記事では、お肉を焼くのが初めてという方でも、美味しく焼き上げるための基本から、より深く知りたい方のための裏技まで、わかりやすく解説していきます。

この記事を読めば、あなたも今日から、お店で食べるような本格的なステーキや、ジューシーなハンバーグを自宅で再現できるようになるでしょう!

なぜ焼き加減が大切なの?

お肉を美味しく食べるためには、焼き加減が非常に重要です。焼き加減によって、肉の食感や風味、そして栄養価まで大きく変わってくるのです。

例えば、レアなステーキは、肉の旨みが凝縮されていて、柔らかくジューシーな味わいが楽しめます。一方、ウェルダンに焼き上げると、パサパサとした食感になり、肉の旨みが損なわれてしまうことがあります。

よしにくっく
よしにくっく

焼き方ひとつで、同じお肉とは思えないくらい味に差が出ますよ

焼き加減の種類と特徴

焼き加減特徴おすすめの部位
レア中心が赤く、肉汁たっぷり。最も柔らかい。フィレステーキ、サーロインステーキ
ミディアムレア中心が少しピンク色。柔らかく、肉の旨みが感じられる。リブロースステーキ、ランプステーキ
ミディアム中心がほんのりピンク色。柔らかく、ジューシー。サーロインステーキ、ランプステーキ
ウェルダン中心まで完全に火が通っている。しっかりとした食感。ハンバーグ、鶏肉
よしにくっく
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とくに牛肉は肉の表面に細菌が付いているため、表面はしっかり焼いてください

お肉を美味しく焼くための基本

お肉の焼き加減を確認している男性

① お肉を常温に戻す

冷蔵庫から出したばかりのお肉は、中心部が冷たい状態です。焼く前に30分〜1時間ほど常温に戻すことで、お肉の中心まで均一に熱が通りやすくなります。

② 塩胡椒は焼く直前に

塩を振ると、お肉から水分が出てきてしまうので、焼く直前に振りましょう。塩は肉の旨みを凝縮させる効果もあります。

③ 強火で焼き色をつける

お肉を強火で焼くことで、表面に焼き色がつき、メイラード効果で香ばしい香りが立ちます。焼き色がついたら、弱火にして中まで火を通しましょう。

④ 肉汁を閉じ込める

お肉をひっくり返す回数は少なく、一度に裏返すのがおすすめです。何度もひっくり返すと、肉汁が流れ出てしまい、パサパサになってしまいます。

各部位や種類に合わせた焼き方

ステーキを焼いている女性
  • ステーキ: フィレステーキはレア、サーロインステーキはミディアムレアがおすすめです。
  • ハンバーグ: 中心がほんのりピンク色のミディアムがおすすめです。
  • 鶏肉: 鶏むね肉はパサつきやすいので、少し厚めに切り、中まで火を通しすぎないように注意しましょう。鶏もも肉は、皮面をパリッと焼き上げ、中はジューシーに仕上げましょう。

焼き加減の見分け方

  • レア: 中心が赤く、フォークで刺すと赤い肉汁が流れ出る。
  • ミディアムレア: 中心が少しピンク色で、フォークで刺すと少し抵抗がある。
  • ミディアム: 中心がほんのりピンク色で、フォークで刺すと抵抗がある。
  • ウェルダン: 中心まで完全に火が通っていて、フォークで刺しても抵抗がない。

初心者が陥りやすい失敗と対策

  • 焼きすぎ: タイマーを活用したり、肉温度計を使うことで、焼きすぎを防ぎましょう。
  • 焼きムラ: お肉を平らなフライパンで焼き、一度に裏返すようにしましょう。
  • パサパサになる: お肉を常温に戻し、焼きすぎないように注意しましょう。

美味しい焼き加減を楽しむためのコツ

  • 肉の厚さ: 厚いお肉は、中心まで火を通すのに時間がかかるため、弱火でじっくり焼きましょう。薄いお肉は、強火で短時間で焼き上げるのがおすすめです。
  • 肉の温度: 肉温度計を使うと、正確な焼き加減で仕上げることができます。
  • 肉の部位: 肉の部位によって、最適な焼き加減が異なります。
  • フライパンの種類: 鉄製のフライパンは、遠赤外線効果が高く、お肉を美味しく焼き上げることができます。
よしにくっく
よしにくっく

余熱で火を通すと、ふっくらジューシーな焼き加減になりますよ

ふわふわジューシー!ハンバーグレシピ

ふわふわジューシーなハンバーグ

材料(4人分)

  • 牛ひき肉:200g
  • 豚ひき肉:200g
  • 玉ねぎ:1/2個
  • パン粉:50g
  • 牛乳:50ml
  • 卵:1個
  • 塩:小さじ1/2
  • こしょう:少々
  • オリーブオイル:大さじ2

作り方

  1. 玉ねぎの準備: 玉ねぎをみじん切りにし、オリーブオイルで炒め、冷ましておく。
  2. 肉だね作り: ボウルにひき肉、パン粉、牛乳、卵、塩、こしょう、炒めた玉ねぎを入れてよく混ぜる。粘りが出すぎないように、切るように混ぜるのがポイント。
  3. 成形: 肉だねを4等分にし、手で軽く叩きつけるようにして空気を抜き、形を整える。
  4. 焼く: フライパンにオリーブオイルをひき、強火でハンバーグの両面に焼き色をつける。
  5. 蒸し焼き: 火を弱め、蓋をして5〜7分蒸し焼きにする。
  6. 余熱調理: アルミホイルで包み、5分ほど休ませる。

ポイント

  • ひき肉の割合: 牛ひき肉と豚ひき肉を混ぜ合わせることで、よりジューシーなハンバーグになります。
  • パン粉: パン粉を牛乳に浸して柔らかくしておくと、よりふっくらと仕上がります。
  • 混ぜ方: 肉だねを練りすぎると、肉が硬くなってしまうので、切るように混ぜるのがポイントです。
  • 焼き方: 強火で焼き色をつけ、弱火で蒸し焼きにすることで、中はふっくら、外は香ばしく仕上がります。

ハンバーグソースのレシピ

デミグラスソース(約4人分)

  • 材料:牛肉100g、玉ねぎ1個、人参1本、セロリ1本、トマト缶1缶、赤ワイン100ml、小麦粉大さじ2、水500ml、コンソメキューブ2個、ローリエ2枚、塩胡椒適量
  • 作り方:
    1. 牛肉、玉ねぎ、人参、セロリを粗みじん切りにする。
    2. 鍋に油をひき、牛肉を炒め、色が変わったら野菜を加えて炒める。
    3. 小麦粉を加えて炒め、焦げないように注意しながら炒める。
    4. トマト缶、赤ワイン、水、コンソメキューブ、ローリエ、塩胡椒を加え、弱火で1時間以上煮込む。
    5. 冷ましてからザルでこす。なめらかな口当たりに。

ケチャップソース(約4人分)

  • 材料:ケチャップ大さじ4、ウスターソース大さじ2、醤油大さじ1、砂糖大さじ1、水大さじ2
  • 作り方:
    1. 全ての材料を鍋に入れ、弱火で煮詰める。

和風ソース(約4人分)

  • 材料:みりん大さじ3、醤油大さじ3、砂糖大さじ2、みょうがの千切り適量
  • 作り方:
    1. 全ての材料を鍋に入れ、弱火で煮詰める。みょうがは仕上げに散らす。

鶏むね肉をパサつかせずに美味しく焼き上げる方法

しっとり鶏むね肉ソテー

材料

  • 鶏むね肉:2枚
  • 塩:小さじ1/2
  • こしょう:少々
  • オリーブオイル:大さじ1

作り方

  1. 鶏むね肉は厚みを均一にし、フォークで数カ所刺す。
  2. 塩胡椒で両面に味付けする。
  3. フライパンにオリーブオイルをひき、皮面から強火で焼く。
  4. 焼き色がついたら裏返し、弱火で5〜7分蒸し焼きにする。
  5. アルミホイルに包み、5分ほど休ませる。

ポイント

  • 叩く: 鶏むね肉は包丁で叩いて薄くすると、火の通りが均一になり、パサつきにくくなります。
  • 温度: 中心温度が75℃になったら火を通しすぎなので、火を止める。
  • アレンジ: レモン汁やハーブを振りかけると、風味がアップします。

まとめ

この記事では、お肉を美味しく焼き上げるための基本的な知識から、より深いテクニックまでを解説しました。ぜひ、これらの情報を参考に、あなたも自宅で本格的なステーキやハンバーグに挑戦してみてください。

【さらに美味しくするためのポイント】

  • マリネ: お肉をマリネ液に漬け込むことで、より風味豊かになります。
  • ハーブ: ローズマリーやタイムなどのハーブを添えると、香りが良くなります。
  • ソース: 肉の種類や焼き加減に合わせたソースを選ぶことで、一層美味しくいただけます。

この記事が、あなたのおうちごはんを豊かにする一助となればうれしいです。

この記事を書いた人
よしにくっく

お肉への情熱が冷めない肉食男子(?)、よしにくっくです。
お肉博士1級と調理師免許を保持し、日々お肉と料理の世界を深く探求しています。

普段は食品会社の営業担当です。顧客にはミシュラン星付きレストランのシェフもいらっしゃるため、貴重なお話をうかがう機会も多いです。

このブログでは、そんな情報も交えながら、お肉のことや料理のことを発信していきます!

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