ラム肉の焼き方|フライパンで失敗しない!初心者でも簡単なコツ

お肉料理

こんにちは、お肉博士のよしにくっくです!

フライパンを前に、これからラム肉を焼こうとしているあなたなら、

「ラム肉って、家で焼くと臭みが出そう…」

「火を通しすぎて硬くなったらどうしよう?」

そんな不安で、ちょっと手が止まってしまってはいませんか。

でも大丈夫、お店みたいな絶品ラム肉は、ご家庭でも驚くほど簡単に焼けるんですよ!

ポイントは「焼く前の下準備」「強火で短時間」「焼き後の余熱」、ズバリこの3つの鉄則を守るだけなのです。

この鉄則さえマスターすれば、臭みとは無縁の、肉汁がジュワッと溢れる完璧なラムステーキがあなたのものになります。

この記事では、お家で本格的なラム肉料理に挑戦したいあなたに向けて、

  •  ラム肉の臭みを消し、ジューシーに仕上げる3つの鉄則
  •  初心者でも失敗しない、フライパンでの具体的な焼き方
  •  いつものラム肉をお店の味に変える簡単ソースのレシピ

上記について、僕の調理師としての経験を交えながら解説していきますね!

難しく考えず、この手順通りに試してみてください。

あなたの焼いたラム肉が、食卓の主役になること間違いなしです!

よしにくっく
よしにくっく

ラム肉っておうちで焼くの難しそうに感じますよね

ラム肉の焼き方で失敗しない!プロが教えるたった3つの鉄則

ラム肉のロースト

スーパーで美味しそうなラム肉を見つけても、「家で焼くのはなんだか難しそう…」「臭みが出たり、硬くなったらどうしよう…」なんて、買うのをためらってしまうこと、ありませんか?

その気持ち、痛いほどわかります。

でも、もう心配いりません!

実は、ご家庭のフライパンでも、お店で食べるような絶品のラム肉は簡単に焼けるんですよ。

ポイントは、僕がこれからお伝えする「たった3つの鉄則」を守るだけ。

これをマスターすれば、あなたのラム肉料理は劇的に変わります!

さあ、一緒に最高のラム肉を焼くための扉を開きましょう!

鉄則1:調理30分前の下準備が臭みを消す鍵

美味しいラム肉を焼くための勝負は、実はその8割が「焼く前」に決まっていると言っても過言ではありません。

ズバリ、調理を始める30分前には冷蔵庫からお肉を出しておくこと。

これが、臭みを消し、柔らかく仕上げるための絶対的な第一歩なのです。

なぜなら、冷たいままのお肉を急に熱いフライパンに入れると、表面だけが焼けて中心まで均一に火が通らず、硬くなる原因になってしまうから。

そして、もう一つ絶対にやってほしいのが、キッチンペーパーでお肉の表面の水分(ドリップ)を優しく拭き取ることです。

この赤い水分こそが、ラム肉特有の臭みの最大の元凶なんですよ。

このひと手間をかけるだけで、仕上がりの風味が驚くほどクリアになります。

お肉への敬意を込めて、この下準備だけは絶対に省略しないでくださいね。

鉄則2:強火で一気!フライパンで旨味を閉じ込める焼き方

さて、下準備が済んだら、いよいよ焼きの工程です。

ここでの合言葉は「強火で一気!」。

「お肉が硬くなりそうだから、弱火でじっくり…」なんて思っていたら、それは大きな間違いです!

弱火で長く焼くと、お肉の旨味である大切な肉汁が、全部フライパンに逃げ出してパサパサになってしまいます。

僕たちが目指すのは、フライパンからうっすらと煙が立つくらいまでしっかりと熱し、そこにラム肉を入れた瞬間に「ジュウウウウッ!」という最高の音が鳴り響く状態。

この音こそ、肉の表面のタンパク質が高温で一気に固まり、旨味の”壁”を作っている証拠なのです。

これが、料理の世界で言う「メイラード反応」。

つまり、あの食欲をそそる香ばしい焼き色のことですね。

この旨味の壁が、肉汁を内側にしっかりと閉じ込めてくれるんですよ。

鉄則3:肉汁を閉じ込める魔法の時間!焼き上がりは休ませる

さあ、両面に完璧な焼き色がつきました!

「今すぐ食べたい!」その気持ち、僕もよーくわかります(笑)。

ですが、ここが最後の、そして最も重要な我慢のしどころ。

焼きたてのお肉をすぐに切ってしまうのは、最大のタブーなのです。

火から下ろしたお肉は、アルミホイルで優しく包み、焼いた時間と同じくらいの時間、最低でも3〜5分は休ませてあげましょう。

なぜなら、焼きたてのお肉の中では、熱で興奮した肉汁が激しく動き回っている状態。

このタイミングで切ってしまうと、せっかく閉じ込めた肉汁が、まるで洪水のように溢れ出てしまいます。

お肉を休ませることで、この興奮した肉汁がゆっくりと落ち着き、お肉全体の隅々まで行き渡るのです。

この魔法の時間が、切った瞬間に肉汁がジュワッと溢れ出す、あの感動的なジューシーさを生み出します。

【完全ガイド】フライパンで作る絶品ラムステーキの焼き方

さあ、ラム肉を美味しく焼くための「3つの鉄則」は、もう頭に入りましたよね!

ここからは、僕があなたの隣にいるつもりで、具体的な焼き方の手順をステップバイステップで解説していきます。

今回は、スーパーでも手に入りやすい厚さ1.5cm〜2cm程度のラムチョップやラムステーキを想定して進めましょう。

この手順通りにやれば、あなたも今日からラム肉マスターです!

よしにくっく
よしにくっく

フライパンだけで美味しく焼けますよ

ステップ1:焼く前に常温に戻し、ドリップを優しく拭う

まずは鉄則1の実践です。

調理を始める30分前には、ラム肉を冷蔵庫から取り出して、お皿などの上に置いておきましょう。

こうすることでお肉の中心まで温度が緩やかに上がり、焼きムラを防ぐことができます。

そして、焼く直前になったら、キッチンペーパーを使ってお肉の表面を優しくポンポンと押さえるように、水分を徹底的に拭き取ってください。

特に骨の周りや脂身との境目は、ドリップが溜まりやすいポイント。

このひと手間が、臭みのないクリアな味わいへの近道なのです。

塩、コショウを振るのは、この後、フライパンに入れる直前ですよ!

ステップ2:強めの中火で片面2分!香ばしい焼き色を目指す

いよいよフライパンの出番です。

フライパンに少し多めの油(オリーブオイルがおすすめ)をひき、煙がうっすらと立つくらいまで強めの中火で熱しましょう。

フライパンがしっかり温まったら、塩コショウを振ったラム肉を、皮目や脂身の多い方からそっと入れます。

「ジュウウウッ!」という食欲をそそる音が聞こえたら、大成功のサイン。

ここからが我慢の時間です。

厚さ1.5cmのお肉なら、まずは片面を約2分間、あまり動かさずにじっくりと焼いてください。

こんがりと美味しそうなキャラメル色の焼き色がついたら、裏返してもう片面も同様に2分ほど焼きます。

お好みで、スライスしたニンニクやローズマリーなどのハーブを一緒に入れると、香りが格段にアップしますよ。

ステップ3:アルミホイルで包み、余熱でしっとり仕上げる

両面に理想的な焼き色がついたら、すぐにお肉を火から下ろします。

焼きすぎは禁物ですよ!

取り出したお肉をアルミホイルの上に置き、ふんわりと空気を包むようにして閉じましょう。

そして、コンロの脇など少し温かい場所で、焼いた時間と同じくらいの3〜5分間、そっと休ませます。

この余熱で火を通す時間こそが、お肉の中心部を美しいロゼ色に染め上げ、驚くほどしっとりジューシーに仕上げるための秘訣なのです。

さあ、これで完成です!

アルミホイルを開けた瞬間に立ち上る香ばしい香り、そしてナイフを入れた時に現れる完璧な火入れ。

思わずガッツポーズが出ちゃうこと、間違いなしです!

いつものラム肉がお店の味に!よしにくっく直伝の簡単ソース3選

ラム肉のロースト

最高のラムステーキが焼きあがったら、次はソースでさらに楽しみを広げてみませんか?

もちろん、シンプルに塩コショウだけでも絶品ですが、ソースを少し工夫するだけで、いつもの食卓が一気に特別なレストランに早変わりします。

ここでは、僕が調理師時代にもよく作っていた、家庭で簡単に真似できるとっておきのソースを3種類、特別に皆さんへ伝授しちゃいます!

シンプルイズベスト!塩コショウとハーブで味わう

まず僕が一番におすすめしたいのは、やはりこの食べ方です。

それは、良質な塩と、挽きたての黒コショウだけで味わうこと

本当に鮮度が良く、上手に焼けたラム肉は、それ自体が最高のご馳走なのです。

肉本来の持つ豊かな風味、上品な脂の甘みをダイレクトに感じることができます。

これぞ、お肉への最大級のリスペクト。

もし物足りなければ、焼くときに使ったローズマリーやニンニクを添えるだけでも、立派なソース代わりになりますよ。

まずはこの食べ方で、あなたが焼き上げたラム肉のポテンシャルを、心ゆくまで堪能してみてください。

ご飯が進む!にんにく香る和風ステーキソース

ラム肉と和風の味付け、意外に思うかもしれませんが、これが驚くほど相性抜群なんです。

ラム肉の旨味と醤油の香ばしさが組み合わさると、もう白米が止まらなくなる禁断の美味しさが生まれますよ。

作り方はとっても簡単。

 材料

    ・ 醤油:大さじ2

    ・ みりん:大さじ2

     ・酒:大さじ1

     ・すりおろしニンニク:1かけ分

ラム肉を焼いた後のフライパンには、美味しい肉汁が残っていますよね。

この旨味を洗ってしまうのはもったいない!

フライパンの余分な油を軽く拭き取り、上記の材料をすべて入れて、軽く混ぜながらひと煮立ちさせるだけ。

これだけで、プロの味が完成です。

おしゃれな一皿に!簡単バルサミコソース

「特別な日のディナーにしたい」「レストランみたいな一皿に挑戦したい」というあなたには、このバルサミコソースがぴったりです。

バルサミコ酢の豊かな香りとコクのある酸味が、ラム肉の風味をグッと格上げしてくれます。

これも、肉を焼いた後のフライパン一つで出来上がります。

 材料

     ・バルサミコ酢:大さじ3

     ・赤ワイン(なければ水でもOK):大さじ1

     ・醤油:小さじ1/2(隠し味)

     ・はちみつ or 砂糖:小さじ1

材料をフライパンに入れ、中火で混ぜながら、ソースが少しとろりとするまで煮詰めたら完成。

このソースをかけるだけで、いつものラムステーキが一瞬でおしゃれなメインディッシュに変身します。

これを出せば、「お店みたい!」って褒められること間違いなしですよ!

よしにくっく
よしにくっく

バルサミコ酢とラム肉の組み合わせは鉄板ですよ。白いお皿に盛りつけるとバルサミコソースが映えます

【Q&A】これでもう迷わない!ラム肉調理のよくある疑問

さて、ここまででラム肉の焼き方はバッチリだと思いますが、調理をしていると色々な疑問が浮かんできますよね。

最後に、皆さんからよくいただく質問に、お肉博士の僕がズバリお答えします!

これで、あなたのラム肉調理に関する不安や疑問は、すべて解消されるはずです。

冷凍ラム肉の上手な解凍方法は?

冷凍ラム肉を美味しく焼くには、解凍方法が非常に重要です。

僕が一番おすすめする方法は、調理する前の日に冷凍庫から冷蔵庫に移して、一晩かけてゆっくりと自然解凍させること。

時間はかかりますが、この低温解凍が、お肉の旨味成分であるドリップの流出を最小限に抑える最善の方法なのです。

もし急いでいる場合は、ラム肉をジップロックなどの密閉できる袋に入れ、空気をしっかり抜いてから、ボウルに入れた流水に当てて解凍してください。

絶対にやってはいけないのが、電子レンジでの解凍です。

加熱ムラができてしまい、お肉の風味を損なう原因になります。

僕も昔、急いでレンジ解凍して大失敗した苦い経験が…皆さんは真似しないでくださいね。

ちょうど良い焼き加減(ミディアムレア)の見極め方は?

焼き加減の見極めは、慣れるまでは少し難しく感じるかもしれません。

一番確実で、プロも現場で使うテクニックは、金串を使う方法です。

お肉の一番厚い部分に金串を5秒ほど刺し、そっと抜いて下唇のすぐ下に当ててみてください。

「ほんのり温かい」と感じるくらいが、完璧なミディアムレアのサインです。

もう一つの方法は、指でお肉の弾力を確かめるやり方。

自分の手の親指と人差し指でOKサインを作った時の、親指の付け根のふくらみの硬さを覚えておいてください。

焼いているお肉を押してみて、これと同じくらいの弾力であれば、ちょうど良いミディアムレアになっていますよ。

ぜひこのプロの技を覚えて、ご家族や友人を驚かせてあげてください!

よしにくっく
よしにくっく

ちなみに親指と小指だとウェルダン(よく焼き)の硬さです

ラム肉に合うおすすめの付け合わせ野菜は?

ラム肉の付け合わせといえば、やはり「じゃがいも」は鉄板の組み合わせです。

クリーミーなマッシュポテトや、カリッと揚げたフライドポテトは、ラム肉のしっかりした味わいと最高の相性を見せてくれます。

また、ラム肉を焼いた後のフライパンに残った美味しい脂を使って、アスパラガスやパプリカ、ブロッコリーなどをサッと炒め焼きにするのも最高ですよ。

肉の旨味を吸った野菜は、それだけで立派な一品になります。

付け合わせもフライパン一つで作ってしまえば、豪華な一皿が完成する上に、洗い物も少なくて済みます。

まさに一石二鳥ですよね!

まとめ:ラム肉は3鉄則で激変!フライパンでプロの味へ

今回は、フライパンでラム肉を美味しく焼きたいけれど、臭みや硬さが心配な方に向けて、

  •  失敗しないための下準備と臭み消しのコツ
  •  フライパンで旨味を閉じ込める焼き方の鉄則
  •  ラム肉が格段に美味しくなる簡単ソースの作り方

上記について、その秘訣を余すところなくお話してきました。

ラム肉の調理、難しそうに感じますよね。

でも大丈夫、ポイントは、ズバリ「下準備・強火・休ませる」という、たった3つの鉄則を守るだけなのです。

これが肉汁を閉じ込め、旨味を最大限に引き出す科学的な秘訣なんですよ!

この鉄則さえ守れば、ラム肉特有の臭みは消え、驚くほど柔らかくジューシーな仕上がりになります。

あなたの焼いたラム肉が、食卓の主役になること間違いなしです。

さあ、もう迷うことはありません!

今夜は最高のラムチョップで、ご家族やあなた自身をアッと驚かせてみませんか?

ぜひ、この感動をあなたの食卓で味わってみてくださいね。

この記事を書いた人
よしにくっく

お肉への情熱が冷めない肉食男子(?)、よしにくっくです。
お肉博士1級と調理師免許を保持し、日々お肉と料理の世界を深く探求しています。

普段は食品会社の営業担当です。顧客にはミシュラン星付きレストランのシェフもいらっしゃるため、貴重なお話をうかがう機会も多いです。

このブログでは、そんな情報も交えながら、お肉のことや料理のことを発信していきます!

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