ラム肉の美味しい食べ方は?1級お肉博士&調理師おすすめレシピ

ラムの群れ お肉料理

「ラム肉が好き!」「ラム肉をお家でも美味しく食べたいなぁ」「骨付きラムをBBQで丸ごと焼きたい!」こんな風に思ってる方いらっしゃいませんか?

ラム肉は、レストランやジンギスカンなどの外食で食べる機会が多いかと思います。

ですが、ラム肉大好きな方は、お家やBBQでも楽しみたくないですか?

かくいう私がそうなんです!

この記事では、改めてラム肉の魅力と美味しい食べ方やレシピをご紹介していきます!

よしにくっく
よしにくっく

ラムって「ごちそう肉」だと思ってます!

ラム肉の魅力

ラム肉は年々需要が高まっています。ラム肉というと、ひと昔前は「硬くて臭い」イメージがあったように思います。

そんなラム肉ですが、現在では生産・加工・物流システムが飛躍的に発展しています。主要な輸入国のオーストラリアも日本のマーケットを重要視しており、高品質なラム肉を生産されています。

また、牛肉や豚肉と違い宗教上の理由で食べられない人がいない点も魅力でしょう。

訪日外国人も増加の一途を辿り、今後ますます需要が高まっていき欠かせないお肉になります。

L-カルニチンが豊富

L-カルニチンとは、脂肪燃焼に欠かせないアミノ酸の一種です。

脂肪酸を運搬する働きをして、ヒトの体内で脂肪を燃焼するミトコンドリアへと脂肪酸を運び、効率よくエネルギーに変換します。

この脂肪酸を運搬する動きは、他の栄養素では代替することが出来ないため、しっかりと補う必要があります。

L-カルニチンは肝臓で合成されますが、1日約10mg程度なので食べ物から摂取することで補いますが、野菜や豆、卵などにはほとんど含まれていません。

多く含む食品としては動物の肉類に多く含まれ、その中でも特に羊肉(ラム肉)に多く含まれているのです。

L-カルニチン含有量(100g当たり)

  • ラム肉:約190mg
  • 牛肉:約56-162mg(部位により異なる)
  • 豚肉:約20-50mg
  • 鶏肉:約3-5mg

ラム肉のL-カルニチン含有量は、牛肉の最高値よりも高く、豚肉の約4倍、鶏肉の約38-63倍もの量を含んでいます。

お家でラムご飯

ラム肉ラバーは、お家でもラム肉を楽しみたいはず!

ここでは、お家でも作りやすく美味しいラム肉料理をご紹介します。

ラム肉の竜田揚げ

みんな大好き竜田揚げをラム肉で。生姜とにんにくがラムの旨みを更に引き立てます。

白いご飯がグイグイ進みますよ!

[材料](2人分)

  • ラム肉(カタかモモ)300g
  • 醤油 大さじ2
  • みりん 大さじ1
  • 生姜すりおろし 小さじ1
  • にんにくすりおろし 小さじ1
  • 片栗粉 適量(米粉もおすすめ)
  • 揚げ油 適量
  • レモン 1/4個(くし形に切る)
  • クレソン 適量(添えると鮮やか)

[作り方]

  1. ラム肉を一口大に切ります。
  2. ボウルに醤油、みりん、生姜にんにくすりおろしを入れて良く混ぜ調味液を作ります。
  3. 切ったラム肉を2に入れてよく揉み込んで、冷蔵庫で30分ほど寝かせます。
  4. 漬け込んだラムの余分な調味液を軽く切り、片栗粉をまぶします。
  5. 180℃の油で3〜4分程度、カリッとするまで揚げます。
  6. キッチンペーパーの上などに取り出し、余分な油を切ります。
  7. 好きなお皿に盛り付け、レモンとクレソンを添えて完成です!
よしにくっく
よしにくっく

ラムの匂いが苦手な人にオススメです!クセがやわらぐので食べやすいですよ。

ラムじゃが

作って欲しい料理ランキング上位の常連メニュー肉じゃがをラムで!

ラム肉って、じゃがいもとめちゃくちゃ合うんです。

[材料](2人分)

  • ラム肉(カタロースかモモを薄切りでも角切りでも)200g
  • じゃがいも 2個(中サイズ)
  • 玉ねぎ 1個
  • にんじん 1本
  • ごぼう 1/2本
  • サラダ油 大さじ1
  • 砂糖 大さじ1
  • 酒 大さじ1
  • 醤油 大さじ1
  • だし汁 300ml(顆粒だしでも)
  • グリーンピース(仕上げに散らすと鮮やか)

[作り方]

  1. ラム肉を薄切りかごろっと角切りにします。
  2. じゃがいもは皮をむいて4等分に切り、玉ねぎはくし形に切り、にんじんは乱切りで。
  3. 深めのフライパンまたは鍋にサラダ油を熱し、ラム肉を中火で炒めます。肉の色が変わったら、玉ねぎを加え半透明になるまで炒めます。
  4. じゃがいも、にんじん、ごぼうを加え更に炒めます。
  5. 砂糖、酒、みりん、醤油、だし汁を加えて混ぜ、蓋をして中火で15〜20分ほど煮込みます。
  6. 途中で一度混ぜ、アクがあれば取り除きます。じゃがいもに火が通ったら、汁気が少し残る程度まで煮詰め、味を確認して必要に応じて調整します。
  7. お好きな器に盛り付け、グリーンピースを散らして完成です!
よしにくっく
よしにくっく

ラム肉はごろっと角切りが食べ応えありますよ!

ラムとトマトのすき焼き

お家ご飯のご馳走「すき焼き」にラムとトマトを加えて少し洋風に。

ラムの甘い脂が、割り下とよく合います。卵はお好みで。

[材料](2人分)

  • ラム肉(カタロースの薄切りがおすすめ)300g
  • トマト 好きなだけ
  • お好みのキノコ 好きなだけ
  • 長ネギ 1本
  • 春菊(クレソンでも) 1束
  • ごぼう 1/2本
  • 醤油 100ml
  • みりん 50ml
  • 砂糖 大さじ1
  • 酒 50ml
  • トマトジュース 100ml
  • オリーブオイル、黒胡椒 適量
  • 卵 お好みで

[作り方]

  1. トマトは2cm程度の厚さでくし切りに。ごぼうはささがきにして、長ネギは斜め切りに。キノコはお好みの切り方で。
  2. 醤油、みりん、酒、砂糖、トマトジュースを鍋に入れて軽く温め、砂糖を溶かし割り下を作ります。
  3. すき焼き鍋にオリーブオイルを薄くひき、中火で熱しラム肉を軽く焼き色がつくまで焼いてください。
  4. 野菜と割り下を鍋に入れ、蓋をして3分ほど蒸し焼きに。
  5. 野菜がしんなりしたら、お好みで黒胡椒を振り、完成です!
  6. お好みで溶き卵を絡めて。トマトと卵はよく合いますよ!
よしにくっく
よしにくっく

締めはパスタ!お好みでチーズと黒胡椒をふるのがオススメです!

BBQで丸ごと骨付きラムを焼く!

キャンプやBBQなどアウトドアブームも定着してきましたね。

BBQシーンでは骨付き肉や塊肉が最高に盛り上がりますよ!

特に骨付きのラムチョップは見た目にも豪華でフォトジェニック。

ハーブマリネードラムチョップ

フレッシュハーブを使い、さっぱりとした味付けでラムの風味が引き立ちますよ!

ラムとハーブの組み合わせは最高。出来れば一晩漬け込んでもらうのがベストです。

[材料](4人分)

  • 骨付きラムチョップ8本分(切り分けず塊のままでも)
  • オリーブオイル1/4カップ
  • レモン汁 大さじ2
  • にんにく(みじん切り)3片
  • フレッシュローズマリー(みじん切り)2本分
  • フレッシュタイム(みじん切り)大さじ1
  • 塩 小さじ1
  • 黒胡椒 小さじ1/2

[作り方]

  1. オリーブオイル、レモン汁、にんにく、ハーブ、塩、胡椒を混ぜてマリネ液を作り、ラムを漬け込み、冷蔵庫で一晩寝かせます。
  2. BBQグリルを中高温に熱し、片面ずつ焼き固めます。炭火の場合は強火ゾーンと弱火ゾーンを作り、表面に焼き目をつけたら、弱火ゾーンで休ませてゆっくり火を入れていけば失敗知らずです!

スパイシーカレーラムチョップ

ラム肉にカレーのスパイスは抜群に合うんです。エキゾチックな風味がラム肉の旨みを引き出し、食欲に火がつきますよ! パーティが盛り上がる一品です。

[材料](4人分)

  • 骨付きラムチョップ8本分(切り分けず塊のままでも)
  • プレーンヨーグルト 1カップ
  • カレー粉 大さじ2
  • ガラムマサラ 小さじ2
  • ターメリック 小さじ1
  • クミン(粉)小さじ1
  • コリアンダー(粉)小さじ1
  • カイエンペッパー 小さじ1
  • にんにく(すりおろし)3片
  • 生姜(すりおろし)大さじ1
  • 塩 小さじ2
  • レモン汁 大さじ2

[作り方]

  1. ヨーグルトとすべてのスパイス、にんにく、生姜、塩、レモン汁を混ぜてマリネ液を作り、ラムを漬け込み、冷蔵庫で一晩寝かせます。
  2. BBQグリルを中高温に熱し、片面ずつ焼き固めます。炭火の場合は強火ゾーンと弱火ゾーンを作り、表面に焼き目をつけたら、(焦げやすいので注意)弱火ゾーンで休ませてゆっくり火を入れていけば失敗知らずです!

まとめ:ラム肉の美味しい食べ方は

ラム肉は、和・洋・中問わず色々な調理法で楽しめて、かつ栄養価の高い魅力的なお肉です

特にラムチョップのような骨付き肉は華やかで見栄えが良く、インパクトがありますね!

ホテルやレストランで出てくるイメージがあるラムチョップですが、一般のスーパーや通販サイトでも購入できますので、お家で家族と楽しんだり仲間とワイワイBBQで盛り上がるのにピッタリのお肉だと思います。

ぜひ、この記事でご紹介したレシピでラム肉を美味しく楽しんでいただけたらうれしいです!

この記事を書いた人
よしにくっく

お肉への情熱が冷めない肉食男子(?)、よしにくっくです。
お肉博士1級と調理師免許を保持し、日々お肉と料理の世界を深く探求しています。

普段は食品会社の営業担当です。顧客にはミシュラン星付きレストランのシェフもいらっしゃるため、貴重なお話をうかがう機会も多いです。

このブログでは、そんな情報も交えながら、お肉のことや料理のことを発信していきます!

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