ラム肉のデメリットとは?健康効果と栄養、食べ方の注意点を解説

お肉料理

こんにちは、お肉博士のよしにくっくです!

「ラム肉って、独特の臭みが残ったらどうしよう…」

「お肉が硬くなったら、せっかくの料理が台無しだな…」

ラム肉料理に挑戦したいあなたなら、こんな不安を抱えているかもしれませんね。

お肉のプロである僕から言わせれば、そのデメリットはむしろ美味しく食べるための攻略ポイントなのです!

正しい知識とちょっとしたコツさえ押さえれば、ご家庭の食卓が最高のレストランに変わるんですよ。

この記事では、ラム肉のデメリットに悩む方に向けて、

  •  ラム肉が持つ4つのデメリットとプロの視点
  •  デメリットを旨味に変える家庭での攻略法
  •  実はメリットだらけ!嬉しい5つの健康効果

上記について、僕の調理師としての経験と科学的根拠を交えながら解説しています。

デメリットは避けるべき壁ではなく、乗り越えた先にある本当の美味しさへの扉です。

よしにくっく
よしにくっく

ラム肉のデメリットは簡単に解消できますよ

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ラム肉のデメリットは嘘?気になる4つの点を本音で解説

ラムチョップのグリル

皆さん、ラム肉と聞くと「ちょっとお洒落だけど、なんだか難しそう…」なんて思っていませんか。

わかります、わかりますよ。

特有の臭みや硬さ、価格のことなど、気になる点はいくつかありますよね。

でも、僕に言わせれば、それらのデメリットはラム肉の本当の美味しさに出会うための、いわば「攻略ポイント」なんです。

ここでは、皆さんが不安に思う4つの点について、お肉のプロとして本音で解説していきましょう!

①特有の「臭み」は鮮度と下処理で9割決まる

ラム肉のデメリットとして、まず真っ先に挙げられるのが特有の「臭み」ではないでしょうか。

これは、ラム肉が持つ独特の風味の正体である、脂身に含まれる成分が原因なのです。

しかし、「ラム肉は全部臭い」というのは、実は少し昔の話かもしれません。

近年のラム肉は飼育技術や輸送技術が格段に進歩し、昔に比べて臭みが少なく、非常に食べやすいものが増えているんですよ。

もちろん、鮮度が落ちればどんなお肉でも風味は劣化します。

つまり、新鮮なラム肉を選び、後ほどご紹介する簡単な下処理さえ行えば、この「臭み」という悩みは9割方解決できる、と僕は考えています。

②肉が「硬くなる」のは火入れのサインを見逃しているだけ

「せっかく焼いたのに、お肉が硬くてガッカリ…」こんな経験、誰にでもありますよね。

ラム肉が硬くなる主な原因は、加熱によるタンパク質の急激な収縮です。

特にラム肉は脂肪が少なく赤身が多いため、火を入れすぎると水分が抜けて硬くなりやすい性質を持っています。

でも、これは裏を返せば「火加減さえマスターすれば、誰でも柔らかく仕上げられる」ということ。

お肉が硬くなるのは、調理が難しいからではありません。

それは、お肉が発している「もう火からおろして!」というサインを見逃しているだけなのです。

正しい火入れの知識があれば、家庭のフライパンでも驚くほどジューシーに焼き上げることが可能ですよ。

③他の肉より「価格が高い」は部位と選び方の問題

スーパーの精肉コーナーで、牛肉や豚肉と比べると「ラム肉って、やっぱり少し高いな」と感じるかもしれませんね。

確かに、ラム肉は牛や豚に比べて生産量が少なく、飼育にも手間がかかるため、価格は少し高めに設定されていることが多いです。

しかし、これも部位の選び方次第で、ぐっと身近な食材になります。

例えば、ステーキ用のラムチョップは少し高価ですが、煮込みや炒め物に向いているショルダー(肩肉)などは、比較的リーズナブルに手に入ることがあります。

何より、その価格に見合うだけの豊かな風味と、後述する素晴らしい栄養価があるのも事実。

特別な日のご馳走として、あるいは賢く部位を選んで普段使いとして、上手に付き合っていくのがおすすめです。

④健康に悪い?プリン体など知っておくべき注意点

「ラム肉はヘルシー」というイメージがある一方で、「プリン体が多いって本当?」と健康面を気にする方もいらっしゃるでしょう。

結論から言うと、ラム肉は他の食肉と同様にプリン体を含んでいます。

そのため、痛風や高尿酸血症の既往がある方は、食べ過ぎに注意した方が良いかもしれません。

ただ、これはどんな食材にも言えることですよね。

基本的にラム肉は非常に栄養価の高いヘルシーな食材ですが、どんなに体に良いものでも「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。

正しい知識を持って、適量を美味しく楽しむことが何よりも大切なのです。

デメリットを旨味に!家庭でできるラム肉攻略法4選

先ほど解説したデメリットは、これからお伝えするプロの技を使えば、むしろ最高の「旨味」や「風味」に変わるんですよ。

難しく考える必要はありません。

家庭で誰でも簡単にできる、ラム肉を最高に美味しくするための攻略法を4つ、ご紹介します!

【臭み対策】牛乳やハーブを使った下処理

気になる臭みは、調理前のほんのひと手間で劇的に改善できます。

ポイントは「乳製品」と「ハーブ」の力を借りることです。

1. 牛乳やヨーグルトに漬け込む

  調理前にラム肉を牛乳やプレーンヨーグルトに20~30分ほど漬け込んでみてください。乳製品に含まれるカゼインという成分が臭み成分を吸着し、酵素が肉質を柔らかくしてくれます。これは僕が現場で最もよく使うテクニックの一つです。

 2. 香味野菜やハーブで香りを重ねる

  ローズマリー、タイム、ミントといったハーブや、ニンニク、ショウガはラム肉と相性抜群のパートナーです。焼くときに一緒に加えるだけで、ラム肉の香りとハーブの爽やかな香りが融合し、驚くほど豊かな風味に変わりますよ。

この2つの方法を組み合わせれば、ラム肉の香りは「臭み」ではなく、食欲をそそる「旨味あふれる香り」へと昇華するのです。

【硬さ対策】筋切りと「休ませ焼き」で驚くほどジューシーに

お肉を硬くしないための秘訣は、焼く前と焼いた後の両方にあります。

まず、焼く前には赤身と脂身の間にある白い「筋」を、包丁の先で4~5ヶ所切っておきましょう。

このひと手間で、加熱による肉の反り返りや過度な収縮を防ぎ、柔らかい食感を保つことができます。

そして、最も重要なのが焼いた後。

焼きあがったラム肉は、すぐにカットしてはいけません。

アルミホイルで優しく包み、焼いた時間と同じくらいの時間、暖かい場所で休ませてあげてください。

こうすることで、興奮して肉の中心に集まっていた肉汁が、全体にゆっくりと行き渡り、切った瞬間に肉汁が溢れ出すのを防げます。

この「休ませる」工程こそが、お肉をジューシーに仕上げる最大のポイントなんですよ。

【調理のコツ】強火→弱火の火加減でレストランの味を再現

家庭でレストランのようなステーキを焼くコツは、火加減のメリハリにあります。

まずはフライパンをしっかりと熱し、強火でラム肉の表面を一気に焼き固めましょう。

ここで生まれる香ばしい焼き色(メイラード反応といいます)が、旨味の素になるんです。

両面にこんがりと美味しそうな焼き色がついたら、ここからは弱火に切り替えます。

あとは、じっくりと内部に火を通していくだけ。

この「強火で表面、弱火で中」という火加減のコントロールが、外はカリッと香ばしく、中はしっとりロゼ色の、理想的な焼き加減を生み出します。

火を入れすぎないこと、これがお肉への最大の敬意ですよ。

【風味UP】スパイスや香味野菜で香りを味方につける

ラム肉の持つ個性的な香りは、スパイスと組み合わせることで、そのポテンシャルを120%発揮します。

むしろ、スパイスと合わせるために生まれてきたお肉だ、と僕は思うほどです。

難しく考える必要はありません。

塩胡椒と一緒に、ご家庭にあるスパイスを少し振りかけるだけで、いつものラム肉が本格的な一皿に大変身します。

特におすすめのスパイスはこちら。

スパイス名特徴
クミンカレーのようなエスニックな香り。ラム肉との相性は鉄板です。
コリアンダー爽やかで少し甘い柑橘系のような香り。
カレー粉複数のスパイスが調合されており、これ一つで味が決まります。
パプリカパウダー香りは穏やかで、料理に美しい彩りを加えてくれます。

これらのスパイスを自由に組み合わせて、あなただけのオリジナルラム料理を見つけるのも楽しいですよ。

実はメリットだらけ!ラム肉が持つ嬉しい5つの健康効果

ラムチョップのグリル

実はラム肉って、僕たちの日々の健康や美容にとって、嬉しい効果がたくさん詰まったスーパーフードでもあるんです。

「美味しくて、しかも体に良いなんて最高じゃないか!」と思わずガッツポーズが出ちゃうような、ラム肉の5つのメリットをご紹介しますね!

高タンパク・低糖質でダイエットの強い味方

ラム肉は、筋肉や体の組織を作るために不可欠なタンパク質が非常に豊富な食材です。

それでいて、糖質はほとんど含まれていません。

そのため、筋肉量を維持しながら健康的に体を引き締めたい方や、糖質制限を心がけている方にとっては、まさに理想的な食材と言えるでしょう。

美味しいラム肉を食べることで、トレーニングの成果を後押ししてくれるなんて、嬉しいですよね。

脂肪燃焼を助ける「Lカルニチン」が牛肉の2倍以上

ここがラム肉の最大の魅力の一つかもしれません。

ラム肉には、「Lカルニチン」というアミノ酸の一種が、他の食肉に比べて群を抜いて豊富に含まれています。

このLカルニチンは、体内の脂肪酸をミトコンドリアへと運び、エネルギーとして燃焼させるのを助ける働きがあることで知られています。

その含有量は、なんと牛肉の2倍以上、豚肉の7倍以上とも言われているんですよ。

運動と組み合わせることで、より効率的な脂肪燃焼が期待できる、まさにダイエッターの救世主です。

貧血や味覚障害の予防に!鉄分・亜鉛が豊富

ラム肉には、特に女性が不足しがちな「鉄分」が豊富に含まれています。

しかも、体への吸収率が高い「ヘム鉄」なので、貧血予防にとても効果的です。

さらに、細胞の新陳代謝を助け、正常な味覚を保つために必要な「亜鉛」もたっぷり。

なんだか最近疲れやすいな、と感じる方にもぜひ積極的に摂っていただきたい栄養素なのです。

体に優しい!コレステロール値が低くヘルシー

健康診断の数値が気になる方にも、ラム肉は嬉しい選択肢となります。

ラム肉の脂は、牛肉や豚肉に比べてコレステロール値が低いことが特徴です。

また、脂の融点(溶け出す温度)が高いため、体内で吸収されにくいという性質も持っています。

美味しいお肉を食べたいけれど、健康にも気を使いたい…そんなあなたの葛藤に、ラム肉は優しく寄り添ってくれるはずです。

美容と疲労回復に効くビタミンB群の宝庫

ラム肉には、エネルギー代謝をサポートするビタミンB1、皮膚や粘膜の健康を維持するビタミンB2、そして貧血予防にも関わるビタミンB12など、ビタミンB群がバランス良く含まれています。

これらのビタミンは、疲労回復を助けたり、肌のコンディションを整えたりと、私たちの美容と健康に欠かせない働きをしてくれます。

美味しく食べて、内側から元気とキレイをチャージできるなんて、まさに一石二鳥ですよね!

まとめ:ラム肉の弱点は、最高の旨味への入り口だ!

今回は、ラム肉のデメリットが気になって、購入や調理に一歩踏み出せない方に向けて、

  •  ラム肉の気になる4つのデメリットとその正体
  •  デメリットを旨味に変えるプロ直伝の攻略法
  •  実はメリットだらけ!ラム肉が持つ嬉しい健康効果

上記について、お肉博士1級を持つ僕の視点からお話してきました。

ラム肉のデメリットは、決して避けるべき壁ではありません。

むしろ、その特性を正しく理解すれば、最高の武器になるんですよ!

正しい知識とちょっとしたコツさえあれば、家庭のキッチンが最高のレストランに変わります。

驚くほど柔らかくジューシーなラム肉に、家族や友人もきっと感動するはずです。

この記事を書いた人
よしにくっく

お肉への情熱が冷めない肉食男子(?)、よしにくっくです。
お肉博士1級と調理師免許を保持し、日々お肉と料理の世界を深く探求しています。

普段は食品会社の営業担当です。顧客にはミシュラン星付きレストランのシェフもいらっしゃるため、貴重なお話をうかがう機会も多いです。

このブログでは、そんな情報も交えながら、お肉のことや料理のことを発信していきます!

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